「終わったようですね」 わずかな静寂と、その後の一際大きな爆発。木々を

「終わったようですね」

わずかな静寂と、その後の一際大きな爆発。木々をなぎ倒し、森を横断するのではないかという勢いで突き進んだ衝撃波が止む。
シュニーだけでなく、丘の上にいた誰もが勝負の決着を悟っていた。

『…………』

高いステータスを誇るウォルフガングやカゲロウも、何も言わない。否、言えない。全身の毛を逆立てながら警戒するのも当然だ。
最後の一撃。そのあまりにも強大な圧力に言葉を失っているのだ。誰が放ったのかはわかっているが、それでも楽観できないほどの力の波動。戦わずして敗北を悟らせる、覇者としての存在を感じずにはいられない。
出会ってから日の浅い者からすれば、普段のシンという人物からは想像もできない荒々しい気配に皆息をのんでいた。
だからだろう。沈黙の只中にあってシュニーだけが平然としていた。

「いつまでも呆けているわけにはいきませんよ」
『ッ！？』

その一言で、一同がハッと我に返る。自らの王が最期を遂げたのだ。呆けている時間などあるはずがない。

「誰か、こっちに来る」
「あれはおそらく……」

慌てて周囲に気を張れば、自分たちの方へと近づいてくる者がいることにウォルフガングとクオーレが気づく。いつの間に接近していたのか、丘の下にその姿があった。
現れた影は一つ。何かを背負ったまま丘の上に向かって歩いてくる。言うまでもなく、シンとジラートだ。眠るように目を閉じたジラートをシンが背負っていた。
到着を待たず、皆が丘を下る。

「シン、その服……」
「ああ、ジラートにな」

裂け目の入ったコートを見て心配そうにティエラが言うが、シンの仕草に深刻なダメージはないと分かり、ほっとしたようにうなずいていた。

「馬車を出す。ジラートを頼む」
『承知』

アイテムボックスを操作するためにジラートの遺体をヴァンとラジムに任せる。馬車を取り出した後は荷台後方に寝かせ、動かないようにする。

「ジラート様……」

横たえられた遺体を見て、クオーレが湿った声をもらす。力なく肩を落とし、いつもはピンと張った耳も今はペタリと頭に張り付いていた。態度にこそ現れていないが、ウォルフガングもどこか意気消沈した様子だ。
たとえ本人が望んだ最後だったとしても、残されるものが抱く悲しみだけはどうにもならない。

「顔をあげろよ。おまえら」

そんな2人にシンは声をかける。今までとは違う。どこか威厳のある声で。

「シン殿？」
「おまえ達の王はたしかに俺に、ハイヒューマンに牙を届かせた。あいつはたしかに俺たちと同じ領域に至ったんだ」

それはこの世界に生きる者にとって不可能と同義。
限界のその果て。決して辿り着けぬと言われる境地。
戦いを生業にするものならば、一度は夢見る至高の頂。

「誇れ！ たたえろ！ おまえ達の王は頂へと至った戦士だ。泣くのなら、自分の責務を果たしてからにしろ！！」

悲しんでもいい。泣いてもいい。だが、それは今ではない。
ウォルフガングはこれからジラートの死を国に、民に伝えなければならない。葬儀も大々的なものになるだろう。クオーレとて現獣王の娘としての役目がある。
一度悲しみに沈めば、立ち上がるのは容易ではない。当事者にとって、相手が心深くにいればいるほどその身を苛むのだ。
大切な人を失う痛みも苦しみも、喪失感もシンは知っている。
だからこそ、言う。今はまだ、その時ではないと。今はジラートの生きざまをたたえ、送り出す時だと。

「ジラートなら、そう言うぜ？」
「……シン、殿……」
「お心遣い、痛み入る」

酷なことを言っているという自覚はある。感謝されるようなことではない。それでも、ここは自分が言うべきだと思ったのだ。

「お嬢も、ウルもそう気を落とすな。王の顔を見てみろ」

顔をあげた2人に今度はヴァンが声をかける。余談だが、ウルというのは親しいものがウォルフガングを呼ぶ時の名称らしい。

「満足したという顔をしておる。これを見て未練が残ったなどとは誰も思うまい」

ラジムもまた、2人を元気づけるために声をかける。ラジムの言うとおり、ジラートの顔には仄かな笑みが浮かんでいた。長い時間を共にしたヴァンとラジムには、ジラートが何を思って逝ったのか考えるまでもなく理解できた。
悲しいという感情はたしかにある。しかし、それ以上に安堵の気持ちが強かった。ジラートが体のことを隠していたのは知っていた。だからこそ、未練を残したまま逝かずにすんだ喜びの方が大きかったのだ。
おめおめと生き長らえるくらいなら、思うがままに戦い死ぬ。それが戦士として生きてきた者の生き様なのだから。

「そう、ね。めそめそしてたら、笑われちゃう」
「ああ、そうだな」

最もジラートの近くにいた2人の言葉に、クオーレとウォルフガングも自分を取り戻したようだ。人によってはそれでも生きていてほしかったなどという場面ではあるが、ジラートの教えを受けてきた2人はそうは思わなかったらしい。2人からはしっかりとジラートの死と向き合い、踏み出す決意が見て取れた。



◆◆◆◆



さほど時間をかけずに馬車は屋敷へと到着した。
ヴァンとラジムによって遺体は運び出され、ウォルフガングの指示で各部署の責任者や幹部達が集められる。ジラートの死が告げられると驚く者、悲しむ者、どこか安堵の表情を見せる者など反応は様々だった。
ラルア大森林で何か起こっていることは、察していた者もいたようだ。どうやらファルニッドまで戦いの音が響いていたらしい。それとジラートの死をつなぎ合わせ、誰と戦ったのだと言う者までいた。

「初代の最後に、相応しいお方だ」

ウォルフガングはシンの名前は告げなかった。ただ、ジラートの最後の戦いにこれ以上の適役はいないと、はっきりと宣言した。
それは誰なのかと訝しむ者も当然いたが、大半の者が同じハイヒューマン配下の内の誰かだろうとあたりをつけた。シュニーとシュバイドの両名とはよくやり取りをしていたのは周囲もよく知っていたし、それ以外のメンバーも実力に疑いはない。
まだ納得のいっていなかった者達も、実際にジラートの遺体と対面してその死に顔を見るとウォルフガングの言葉が正しいものだと理解した。これは武人気質の者が多いファルニッドだからこその反応だろう。
全員が納得してからのことは、とにかく早かった。その日のうちに犬族以外の各コミュニティーに連絡を飛ばし、一致団結して葬儀の準備に取り掛かっていく。
隠居していたとしてもジラートは紛れもない建国の父。国を挙げての大々的な葬儀となるのは必然だった。1週間もしないうちに様々な人が、物がファルニッドへと集まり、葬儀というよりはお祭り騒ぎのようになっていたのはきっと気にしてはいけないところなのだろう。ファルニッドの部族以外にも国交のある国からも使者が来ているようだ。
シン達は葬儀の準備ができるまでとくにやることもないので、資料館へと通う日々を過ごしていた。やはりというべきか、成果は芳しくない。それでも許可がなければ入れないゾーンに入れた分、ベイルリヒトの一般人エリアの本よりは有用なものをいくつか見つけられていた。
そして、ジラートの死から10日後。ファルニッド獣連合犬族の首都エリデンにて、初代獣王・ジラート・エストレアの葬儀が行われた。
シンとシュニーも参加している。シュニーはジラートの死の報を聞いてきたと言えば、何の疑いもなく受け入れられた。シンはシュニーとは別枠で、全身鎧フルプレートを装備してジラートを見送る列に並んでいる。参列者の中には戦場を共にした装備を身に付けてきている者も多く、歴戦の勇士と見紛う鎧を着たシンもさぞかし有名な戦士なのだろうと思われていた。ジラートの戦歴は長く、戦場を共にした者同士でも顔見知りでない者というのが意外と多いのだ。
葬儀には国の上層部の面々、各部族の長やその息子、引退した元将軍など凄まじいメンツがそろっていた。中にはエルフやピクシーの集落からの代表までいる。最前列には王であるウォルフガングと娘のクオーレ。その隣にはシュニーともう一人。ファルニッドの同盟国である竜皇国・キルモントの代表としてシンのサポートキャラクターNo.4のシュバイド・エトラックがいた。
黒曜石のような鱗と赤い瞳のハイドラグニル。国を作った者、ともにシンのパーティで前衛を務めた者として一番交流があったとシンは聞いていた。両国の首都はかなりの距離があるはずだったがどうやら間に合ったらしい。
葬儀は粛々と進み、トラブル一つなく静かに終了した。ジラートの遺体は歴代の王が眠る地へと埋葬されるらしい。大地に生まれ、大地に生かされ、大地に帰る。それが、ビーストの多くが持つ死生観だった。
式典の最後、狼型タイプ・ウルフ、犬型タイプ・ドッグ、狐型タイプ・フォックスなどのビーストが一斉に遠吠えを行う。最後まで戦い抜いた戦士を送る、葬送の調べだ。
多くの人々に見送られる中、ジラートの遺体は王の墓へと埋葬された。



◆◆◆◆



葬儀が終わると、シンは屋敷に戻る。ウォルフガングや国の幹部達は、これからのことで話し合わなければならないことが山積みらしく、まだしばらく帰れないようだ。

「隣りに座ってもよろしいですかな？」

膝の上のユズハを撫でながらぼーっと庭を見ていたシンに声をかけてきたのは、ヴァンだった。後ろにはラジムの姿も見える。

「話し合いはいいのか？」
「我らのような老兵に出番などありませぬ」
「さよう、国のことはすでに他のものに任せてありますゆえ」

シンを挟むように縁側に腰かけ、ヴァンは言う。そして、その言葉に同意するラジム。
2人の纏う雰囲気は穏やかで、シンには今にも消えてしまいそうに感じられた。

「おまえ達はこれからどうするんだ？」
「旅に、でようかと」
「旅？」
「はい、仲間も待っておりますゆえ」
「……そうか。仲良くやれよ」

仲間も待っている。ヴァンの言った言葉と纏った雰囲気に、シンは単調な言葉しかでない。2人のいく先がわかってしまう。

「……なぁ、2人から見てジラートはどんな奴だった？」

数分の沈黙の後、シンの口から出たのはそんな言葉だった。

「偉大なお方でした」
「比肩する者のない戦士でした」

ヴァンとラジムは懐かしむように目を閉じて言う。
誰よりも先に先頭に立ち、道を指し示す先導者。圧倒的な戦闘力を有する、英雄。

「孤独なお方でした」
「寂しがり屋な方でした」

並び立つ者のいない勇者。孤独な王。
その戦闘力ゆえに、戦場では1人で戦わざるを得ないことが多かったという。シュニーやシュバイドがいなければ本当に1人で戦場に立ち続けただろうと2人は言う。そのくせ、やたらと仲間に絡んだらしい。

「仲間思いのお方でした」
「戦うことしかできない方でした」

だからこそ、ジラートの周りには人が集まった。仲間のために武器をとり、襲いかかるモンスターを打ち倒し、地殻変動の混乱の中で部族をまとめていく。まるで、おとぎ話の英雄のように。
ただ、数多ある英雄譚と違ったのは本人に王をやる気がなかったことだ。ジラートは純粋な戦闘職。それ以外はからっきしだった。
民衆はジラートを求めるが、ジラートは本人が自覚するほどに統治能力がなかった。どちらかと言えば将軍職の方があっていたのだ。おかげで、支える立場となった者達――ヴァンとラジムはその筆頭だ――も苦労したという。なのに誰もやめようとしなかったあたりが、周りとの信頼関係を感じさせる。
異常ともいえるような戦闘力をもちながら、孤立することがなかったのはきっとそのおかげ。戦場と日常のギャップが凄まじかったと最後に2人は口をそろえた。

「そうか、教えてくれてありがとな」

シンの知らないジラートの姿がそこにあった。

「シン殿、あらためて礼を言わせていただきたい」
「なんだ、突然」

ジラートのことを話していたヴァンが、姿勢を正してシンに頭を下げてくる。視線を移せば、ラジムもまた、同じように頭を下げていた。

「おい、2人とも」
「我らが王の願い、叶えてくださったこと。感謝の念がつきませぬ」
「よしてくれ。本当にたまたまなんだ」

そ

Hasil (Bahasa Indonesia) 1:

"Jadi over." Kecil dan tenang setelah ledakan sangat besar. Gelombang kejut berlari dalam momentum yang ditebang pohon-pohon, melintasi hutan untuk berhenti. Semua orang adalah di atas bukit, serta sebagai Sunni menyadari untuk menyelesaikan pertandingan.『…………』 Wolfgang status tinggi dan pernak-pernik, mengatakan apa-apa. Tidak, tidak. Harus berhati-hati saat meremang rambut tubuh. Pukulan terakhir. Aku kehilangan kata-kata dengan tekanan yang sangat kuat. Kekuatan gelombang optimisme masih tahu yang menembak yang. Tidak bisa berjuang untuk membawa kekalahan, merasa kehadiran sebagai penguasa tertinggi. Tanda liar dari dangkal, saya bertemu, dari yang biasa tipis orang tidak bisa membayangkan semua orang mengambil napas. Aku akan. Hanya Cheney adalah tenang dan, di tengah keheningan."Selamanya baik karena Anda tidak bisa pergi."Tsu! 』 Firman, semua orang kembali kepada kami. Itu telah membuat raja terakhir mereka sendiri. Harus ada waktu tidak baik."Datang ke sini""Itu mungkin..." Memiliki tergesa-gesa dikelilingi oleh sofa keluar, datang ke pemberitahuan mereka Wolfgang dan Cuore. Atau dekat dengan itu penampilan di bawah bukit. Itu adalah satu bayangan muncul. Akan melakukan sesuatu terhadap puncak bukit yang berjalan. Tak perlu mengatakan, Singh dan zilart. Singh memanggul zilart memejamkan mata tidur. Tanpa menunggu kedatangan, Semua menuruni bukit."Singh, pakaian mereka...""Oh zilart untuk. Lambang dengan melihat rips cemas Tierra mengatakan tindakan Singh akan melakukan kerusakan serius tidak mengerti, mengangguk untuk dibebaskan."Memberikan kereta kuda. Meminta zilart."Kita semua tahu" Untuk memanipulasi item kotak untuk membiarkan van dan Radim zilart tubuh. Untuk meletakkan di belakang truk setelah menghapus kereta tidak bergerak."Zilart sebagai..." Memberikan Cuore lembab, menonton tubuh diletakkan. Telinga tanpa menjatuhkan bahu dan selalu kencang dan aku menempel ke kepala dan PIN. Wolfgang putus asa, tetapi tidak ada dalam sikap, tampaknya. Bahkan jika adalah yang terakhir yang ingin meskipun dirinya, hanya kesedihan tetap tidak akan tidak Same.「顔をあげろよ。おまえら」 そんな2人にシンは声をかける。今までとは違う。どこか威厳のある声で。「シン殿？」「おまえ達の王はたしかに俺に、ハイヒューマンに牙を届かせた。あいつはたしかに俺たちと同じ領域に至ったんだ」 それはこの世界に生きる者にとって不可能と同義。 限界のその果て。決して辿り着けぬと言われる境地。 戦いを生業にするものならば、一度は夢見る至高の頂。「誇れ！ たたえろ！ おまえ達の王は頂へと至った戦士だ。泣くのなら、自分の責務を果たしてからにしろ！！」 悲しんでもいい。泣いてもいい。だが、それは今ではない。 ウォルフガングはこれからジラートの死を国に、民に伝えなければならない。葬儀も大々的なものになるだろう。クオーレとて現獣王の娘としての役目がある。 一度悲しみに沈めば、立ち上がるのは容易ではない。当事者にとって、相手が心深くにいればいるほどその身を苛むのだ。 大切な人を失う痛みも苦しみも、喪失感もシンは知っている。 だからこそ、言う。今はまだ、その時ではないと。今はジラートの生きざまをたたえ、送り出す時だと。「ジラートなら、そう言うぜ？」「…… Singh, dari... ""Dengan tulus 痛mi入ru. Keras adalah mengingat bahwa Anda merujuk ke. Tidak bersyukur. Ini adalah masih di sini mengatakan mereka harus."Miss tetapi Anda sangat bersemangat. Melihat wajah raja. Sekarang van memanggil dua orang untuk melihat. Sebagai samping, adalah nama Wolfgang sebut apa tampaknya."Memiliki wajah gembira. Tidak berpikir siapa pun menonton ini, dan tetap terpasang. Razim juga 2 orang untuk menghibur pada suara. Lazim berkata, melayang bodoh senyum di wajah zilart. Pikirkan lazim sebagai van dengan waktu yang lama, bertanya-tanya apa zilart, meninggal dunia, kita bisa mengerti. Adalah jelas perasaan sedih. Namun, lebih dari perasaan lega kuat. Tahu zilart telah tersembunyi tubuh. Itu sebabnya itu akan menyesal meninggalkan 逝kazu untuk sukacita. Akan ia bertahan, tetapi meninggalkan mati berkelahi. Dari seseorang yang telah hidup sebagai seorang prajurit itu adalah cara hidup."Itu. Itu Anda cengeng dan saya tertawa.「ああ、そうだな」 最もジラートの近くにいた2人の言葉に、クオーレとウォルフガングも自分を取り戻したようだ。人によってはそれでも生きていてほしかったなどという場面ではあるが、ジラートの教えを受けてきた2人はそうは思わなかったらしい。2人からはしっかりとジラートの死と向き合い、踏み出す決意が見て取れた。 ◆◆◆◆ さほど時間をかけずに馬車は屋敷へと到着した。 ヴァンとラジムによって遺体は運び出され、ウォルフガングの指示で各部署の責任者や幹部達が集められる。ジラートの死が告げられると驚く者、悲しむ者、どこか安堵の表情を見せる者など反応は様々だった。 ラルア大森林で何か起こっていることは、察していた者もいたようだ。どうやらファルニッドまで戦いの音が響いていたらしい。それとジラートの死をつなぎ合わせ、誰と戦ったのだと言う者までいた。「初代の最後に、相応しいお方だ」 ウォルフガングはシンの名前は告げなかった。ただ、ジラートの最後の戦いにこれ以上の適役はいないと、はっきりと宣言した。 それは誰なのかと訝しむ者も当然いたが、大半の者が同じハイヒューマン配下の内の誰かだろうとあたりをつけた。シュニーとシュバイドの両名とはよくやり取りをしていたのは周囲もよく知っていたし、それ以外のメンバーも実力に疑いはない。 まだ納得のいっていなかった者達も、実際にジラートの遺体と対面してその死に顔を見るとウォルフガングの言葉が正しいものだと理解した。これは武人気質の者が多いファルニッドだからこその反応だろう。 全員が納得してからのことは、とにかく早かった。その日のうちに犬族以外の各コミュニティーに連絡を飛ばし、一致団結して葬儀の準備に取り掛かっていく。 隠居していたとしてもジラートは紛れもない建国の父。国を挙げての大々的な葬儀となるのは必然だった。1週間もしないうちに様々な人が、物がファルニッドへと集まり、葬儀というよりはお祭り騒ぎのようになっていたのはきっと気にしてはいけないところなのだろう。ファルニッドの部族以外にも国交のある国からも使者が来ているようだ。 シン達は葬儀の準備ができるまでとくにやることもないので、資料館へと通う日々を過ごしていた。やはりというべきか、成果は芳しくない。それでも許可がなければ入れないゾーンに入れた分、ベイルリヒトの一般人エリアの本よりは有用なものをいくつか見つけられていた。 そして、ジラートの死から10日後。ファルニッド獣連合犬族の首都エリデンにて、初代獣王・ジラート・エストレアの葬儀が行われた。 シンとシュニーも参加している。シュニーはジラートの死の報を聞いてきたと言えば、何の疑いもなく受け入れられた。シンはシュニーとは別枠で、全身鎧フルプレートを装備してジラートを見送る列に並んでいる。参列者の中には戦場を共にした装備を身に付けてきている者も多く、歴戦の勇士と見紛う鎧を着たシンもさぞかし有名な戦士なのだろうと思われていた。ジラートの戦歴は長く、戦場を共にした者同士でも顔見知りでない者というのが意外と多いのだ。 葬儀には国の上層部の面々、各部族の長やその息子、引退した元将軍など凄まじいメンツがそろっていた。中にはエルフやピクシーの集落からの代表までいる。最前列には王であるウォルフガングと娘のクオーレ。その隣にはシュニーともう一人。ファルニッドの同盟国である竜皇国・キルモントの代表としてシンのサポートキャラクターNo.4のシュバイド・エトラックがいた。 黒曜石のような鱗と赤い瞳のハイドラグニル。国を作った者、ともにシンのパーティで前衛を務めた者として一番交流があったとシンは聞いていた。両国の首都はかなりの距離があるはずだったがどうやら間に合ったらしい。
葬儀は粛々と進み、トラブル一つなく静かに終了した。ジラートの遺体は歴代の王が眠る地へと埋葬されるらしい。大地に生まれ、大地に生かされ、大地に帰る。それが、ビーストの多くが持つ死生観だった。
式典の最後、狼型タイプ・ウルフ、犬型タイプ・ドッグ、狐型タイプ・フォックスなどのビーストが一斉に遠吠えを行う。最後まで戦い抜いた戦士を送る、葬送の調べだ。
多くの人々に見送られる中、ジラートの遺体は王の墓へと埋葬された。



◆◆◆◆



葬儀が終わると、シンは屋敷に戻る。ウォルフガングや国の幹部達は、これからのことで話し合わなければならないことが山積みらしく、まだしばらく帰れないようだ。

「隣りに座ってもよろしいですかな？」

膝の上のユズハを撫でながらぼーっと庭を見ていたシンに声をかけてきたのは、ヴァンだった。後ろにはラジムの姿も見える。

「話し合いはいいのか？」
「我らのような老兵に出番などありませぬ」
「さよう、国のことはすでに他のものに任せてありますゆえ」

シンを挟むように縁側に腰かけ、ヴァンは言う。そして、その言葉に同意するラジム。
2人の纏う雰囲気は穏やかで、シンには今にも消えてしまいそうに感じられた。

「おまえ達はこれからどうするんだ？」
「旅に、でようかと」
「旅？」
「はい、仲間も待っておりますゆえ」
「……そうか。仲良くやれよ」

仲間も待っている。ヴァンの言った言葉と纏った雰囲気に、シンは単調な言葉しかでない。2人のいく先がわかってしまう。

「……なぁ、2人から見てジラートはどんな奴だった？」

数分の沈黙の後、シンの口から出たのはそんな言葉だった。

「偉大なお方でした」
「比肩する者のない戦士でした」

ヴァンとラジムは懐かしむように目を閉じて言う。
誰よりも先に先頭に立ち、道を指し示す先導者。圧倒的な戦闘力を有する、英雄。

「孤独なお方でした」
「寂しがり屋な方でした」

並び立つ者のいない勇者。孤独な王。
その戦闘力ゆえに、戦場では1人で戦わざるを得ないことが多かったという。シュニーやシュバイドがいなければ本当に1人で戦場に立ち続けただろうと2人は言う。そのくせ、やたらと仲間に絡んだらしい。

「仲間思いのお方でした」
「戦うことしかできない方でした」

だからこそ、ジラートの周りには人が集まった。仲間のために武器をとり、襲いかかるモンスターを打ち倒し、地殻変動の混乱の中で部族をまとめていく。まるで、おとぎ話の英雄のように。
ただ、数多ある英雄譚と違ったのは本人に王をやる気がなかったことだ。ジラートは純粋な戦闘職。それ以外はからっきしだった。
民衆はジラートを求めるが、ジラートは本人が自覚するほどに統治能力がなかった。どちらかと言えば将軍職の方があっていたのだ。おかげで、支える立場となった者達――ヴァンとラジムはその筆頭だ――も苦労したという。なのに誰もやめようとしなかったあたりが、周りとの信頼関係を感じさせる。
異常ともいえるような戦闘力をもちながら、孤立することがなかったのはきっとそのおかげ。戦場と日常のギャップが凄まじかったと最後に2人は口をそろえた。

「そうか、教えてくれてありがとな」

シンの知らないジラートの姿がそこにあった。

「シン殿、あらためて礼を言わせていただきたい」
「なんだ、突然」

ジラートのことを話していたヴァンが、姿勢を正してシンに頭を下げてくる。視線を移せば、ラジムもまた、同じように頭を下げていた。

「おい、2人とも」
「我らが王の願い、叶えてくださったこと。感謝の念がつきませぬ」
「よしてくれ。本当にたまたまなんだ」

そ

Hasil (Bahasa Indonesia) 2:

dan "Tampaknya telah berakhir," dan sedikit diam, maka ledakan sangat besar. Dan memotong pohon, gelombang kejut berhenti untuk berlari hutan momentum bagaimana untuk tidak menyeberangi. The Shuni baik, siapa pun yang berada di atas bukit menyadari kesimpulan dari permainan. "............" Wolfgang dan sesuatu yg tdk kekal yang menawarkan status yang tinggi juga, tidak mengatakan apa-apa. Tidak, itu tidak bisa dikatakan. Hal ini tentu saja bahkan untuk kewaspadaan sementara tegak rambut dari semua bagian tubuh. Pukulan terakhir. Dan kita telah kehilangan kata-kata untuk tekanan besar untuk nya terlalu banyak. Siapa atau telah ditemukan tembakan, tapi masih gelombang kekuatan yang tidak dapat optimis. Untuk mewujudkan kekalahan dengan tanpa perlawanan, saya tidak bisa tidak merasakan kehadiran juara. Jika setelah kami bertemu dari orang dangkal hari, dari orang yang meninggal biasa bernama minum Minaiki untuk tanda-tanda kasar Anda bahkan tidak bisa membayangkan. Akan karena. Hanya Shuni harus acuh tak acuh berada di tengah-tengah keheningan. "Saya tidak masuk tapi juga kabur selamanya" "~ Tsu! ? "Pada kata itu, Setiap orang kembali ke hash dan saya. Sendiri raja telah membuat saat-saat terakhir. Anda tidak dapat memiliki beberapa, seperti kabur saat itu. "Seseorang di sini yang akan datang." "Itu mungkin ......" Jika orang-orang mengirimkan udara di sekitar terburu-buru, Wolfgang dan Cuore akan melihat bahwa ada orang-orang yang datang lebih dekat dan lebih dekat ke arah mereka sendiri. Sejak kapan kita menutup, ada gambar di bawah bukit. Ternyata bayangan satu. Datang berjalan menuju puncak bukit sambil membawa sesuatu. Tak perlu dikatakan, itu benar dan benzilate. Benzilate ditutup matanya untuk tidur Singh telah membawa. Dan tanpa menunggu kedatangan, semua orang menuruni bukit. "Tipis, pakaian ......" "Oh, Na untuk benzilate" cemas untuk melihat mengandung mantel merobek Tierra mengatakan, tetapi untuk memahami bahwa tidak ada kerusakan serius pada sikap yang benar, mengangguk sebagai lega . "Menerbitkan kereta kuda. Tanyakan benzilate" "tahu" untuk meninggalkan tubuh benzilate ke Van dan Rajimu untuk memanipulasi kotak item. Ini berbaring di tempat tidur di belakang setelah penghapusan kereta kuda, agar tidak bergerak. "Benzilate seperti ......" untuk melihat tubuh memperoleh diletakkan, membocorkan Cuore adalah suara lembab. Angkatan menangis menjatuhkan bahu, selalu bahkan sekarang telinga kencang telah menempel Larva dari Swallowtail dan kepala. Hal ini tidak apa yang tampak dalam sikap, tapi bagaimana yang juga tempat berkecil hati Wolfgang. Bahkan jika orang tersebut adalah yang terakhir berharap, hanya kesedihan bahwa apa yang tersisa adalah pelabuhan tidak dengan cara apapun. "Wajah Ageroyo. Kalian," Singh untuk dua orang seperti menempatkan suara. Saya berbeda dari sampai sekarang. Dari dalam beberapa suara di suatu tempat martabat. "Shin-dono?" "Kau raja tentu bagi saya, adalah untuk mencapai gading ke Human tinggi. Dia saya dituntun untuk area yang sama dengan kita tentu" identik dan tidak mungkin bagi mereka yang hidup di dunia ini. Ujung batas. Pernah ikuti mengenakan terduga dan perbatasan dikatakan. Jika apa yang Anda ingin pendudukan pertarungan, tertinggi atas sekali bermimpi. "Hokore! Tataero! Kau prajurit raja kami yang menyebabkan ke atas. Jika Anda menangis, Anda !! perjalanan ke dari bermain tanggung jawab mereka sendiri," Saya juga sedih. Baik menangis. Tapi, itu tidak sekarang. Wolfgang sekarang negara kematian benzilate, harus dikomunikasikan kepada orang-orang. Pemakaman juga akan menjadi jalan besar. Ada peran putri raja binatang saat ini di dan Cuore. Setelah Anda tenggelam dalam kesedihan, tidak mudah untuk berdiri. Untuk pihak, itu menyiksa tubuh tentang pihak lain memiliki jika dimasukkan ke dalam. Rasa sakit kehilangan orang yang dicintai juga menderita juga, rasa kehilangan juga Singh tahu. Itu sebabnya, katanya. Sekarang masih, bukan waktunya. Sekarang saya memuji cara hidup benzilate, bahwa sudah waktunya untuk mengirim. dan "Jika benzilate, dan ze mengatakan begitu?" "...... Shin, gluteal ......" "pikiran yang baik, dan sangat menyesal," ada kesadaran yang mengatakan bahwa kejam. Hal ini tidak hal-hal seperti berterima kasih. Namun, di sini saya pikir dia harus mengatakan. "Wanita muda juga, tidak drop peduli sehingga ur. Berani melihat wajah raja" sekarang dalam dua orang untuk meningkatkan wajah Van hujan es. Ini adalah penyimpangan, karena nama ur tampaknya ketika orang-orang dekat disebut Wolfgang. "Kami Nikki memiliki tampilan yang puas. Siapa dan penyesalan seperti tetap melihat ini juga Mai berpikir" Rajimu juga menempatkan suara untuk menghibur dua orang. Seperti yang Anda katakan Rajimu, wajah benzilate melayang senyum samar. Waktu yang lama baik van dan Rajimu, itu mungkin untuk dipahami adalah bahwa tidak ada kebutuhan untuk menebak apakah benzilate dari pergi apa yang saya pikir. Sedih emosi pasti. Namun, bantuan dari perasaan kuat lagi. Benzilate adalah saya harus tahu bersembunyi bahwa tubuh. Itu sebabnya mereka sukacita hidup tanpa cumi meninggalkan penyesalan yang besar. Jika banyak Omeome Untuk bertahan hidup, mati berjuang tapi masih berpikir. Hal ini karena seperti hidup dari orang yang telah hidup sebagai prajurit. "Ya, I. Jika kita memiliki cengeng, dan menertawakan yaitu akan" "Oh, jadi Bookshelf" dalam dua kata dekat berada di paling benzilate, tampaknya Cuore dan Wolfgang juga kembali diriku. Meskipun beberapa orang ada adegan yang seperti aku ingin hidup lagi, dua orang yang telah menerima ajaran benzilate rupanya tidak berpikir begitu. Dari dua orang kuat menghadapi kematian benzilate, itu bisa melihat tekad untuk mengambil. ◆◆◆◆ kereta tanpa menghabiskan banyak waktu yang tiba ke rumah. Tubuh oleh Van dan Rajimu terbawa, bertanggung jawab dan eksekutif yang di masing-masing departemen dikumpulkan di arah Wolfgang. Yang mengejutkan kematian benzilate diberitahu, yang berdukacita, reaksi seperti mereka yang menunjukkan suatu tempat lega ekspresi wajah berbeda. Tampaknya telah memiliki beberapa yang telah menduga apa yang terjadi sesuatu di Rarua hutan besar. Tampaknya telah terdengar suara pertempuran tampaknya untuk Faruniddo. Pada saat yang sama dan disatukan kematian benzilate, itu kepada siapa berjuang untuk itu dan mengatakan siapa. "Pada akhir dari generasi pertama, tapi layak Anda" Wolfgang adalah nama Singh tidak memberitahu. Namun, jika orang ini lebih sempurna untuk akhir pertempuran benzilate tidak, itu jelas dinyatakan. Hal yang apakah Ibukashi ada orang juga memiliki tentu saja, mayoritas dari mereka yang memberi hit itu akan menjadi seseorang dari bawahan Manusia yang sama tinggi. Untuk Shuni dan diganti dengan kedua nama Shubaido itu baik untuk pertukaran tahu sekitarnya juga baik, tidak ada keraguan pada kemampuan juga anggota lain dari. Masih belum orang yang mengatakan persetujuan itu juga dipahami ketika benar-benar melihat wajah orang yang telah meninggal dalam tatap muka dengan mayat benzilate kata-kata dari hal Wolfgang benar. Ini akan menjadi reaksi justru karena Faruniddo orang banyak temperamen prajurit. Semua yang sejak saat itu yakin, itu pula awal. Loncat kontak ke setiap komunitas kelompok non-anjing pada hari yang sama, untuk pergi bekerja pada persiapan pemakaman untuk kesatuan pertandingan. Benzilate adalah ayah dari pendiri tidak dapat disangkal seperti yang telah pensiun. Menjadi pemakaman besar mengambil negara itu tak terelakkan. Berbagai orang dalam waktu kurang dari satu, hal berkumpul untuk Faruniddo, itu bukan pemakaman telah menjadi seperti pesta pora adalah akan pasti dari suatu tempat yang tidak seharusnya khawatir. Tampaknya telah datang utusan dari negara-negara dengan hubungan diplomatik selain suku Faruniddo. Sejak Shin maupun yang akan dilakukan, terutama sampai siap untuk pemakaman, telah menghabiskan setiap hari untuk menghadiri ke museum. Lagi dan harus saya katakan, hasil miskin. Tapi saat Anda dimasukkan ke dalam zona yang tidak menempatkan jika tidak ada otorisasi, dari ini dari area umum Beirurihito memiliki beberapa find adalah berguna. Kemudian, setelah 10 hari dari kematian benzilate. Pada kelompok anjing Faruniddo Binatang Uni modal Eriden, primer pemakaman Binatang Raja-benzilate-Esutorea telah dilakukan. Shin dan Shuni juga berpartisipasi. Shuni adalah speaking've mendengarkan berita kematian benzilate, diterima tanpa keraguan. Singh adalah bingkai yang terpisah dengan Shuni, yang diatur dalam kolom yang mengorbankan benzilate dilengkapi dengan seluruh body armor piring penuh. Banyak orang yang hadir yang Anda telah memakai peralatan bersama-sama adalah medan perang, ia berpikir untuk bertanya-tanya Singh mengenakan baju besi Meyakinkan dan perkasa veteran juga Sazokashi prajurit terkenal. Karir masa perang benzilate panjang, ini sangat besar untuk orang yang yang tidak seorang kenalan di antara kedua orang yang medan perang. Setiap salah satu dari bagian atas negara untuk pemakaman, panjang dan anak masing-masing suku, yang dilengkapi dengan luar biasa Apartments seperti mantan jenderal pensiunan. Apakah dengan perwakilan dari desa elf dan Pixie di. Barisan depan adalah raja Wolfgang dan putri Cuore. Orang lain dengan Shuni sebelahnya. Itu Shubaido et track pembelian dukungan karakter No.4 benar sebagai wakil dari Kekaisaran Naga, Kirumonto adalah sekutu Faruniddo. Sisik dan mata merah Haidoraguniru seperti obsidian. Seseorang yang telah membuat negara itu, telah bersama-sama bahwa telah sebagian bursa sebagai orang yang menjabat sebagai garda depan dalam partai yang benar Singh mendengar. Kedua negara ibukota seharusnya ada jarak yang cukup jauh, tetapi tampaknya memiliki waktu rupanya. Pemakaman hasil emisi diam-diam, itu diam-diam berakhir tanpa satu masalah. Mayat benzilate tampaknya terkubur dan tanah raja tidur. Lahir di bumi, dan tetap hidup di bumi, untuk kembali ke bumi. Itu pandangan tentang hidup dan mati yang banyak Binatang memiliki. Upacara terakhir, jenis serigala jenis Wolf, anjing jenis jenis anjing, sekaligus Binatang, seperti rubah-jenis tipe Fox melakukan lolongan. Kirim prajurit yang berjuang sampai akhir, itu diperiksa pemakaman. Sementara itu ditunda untuk banyak orang, mayat benzilate dimakamkan ke makam raja. ◆◆◆◆ Ketika pemakaman selesai, Singh kembali ke rumah. Eksekutif Wolfgang dan negara, tumpukan ish yang harus dibahas dalam hal mendatang, namun tampaknya tidak kembali untuk sementara waktu. The "duduk Apakah Anda ingin kana? Depan" dengan telah dikalikan dengan suara Singh telah melihat halaman tolol sambil membelai Yuzuha pada lutut, itu sebuah van. Saya juga penampilan terlihat Rajimu belakang. "Diskusi katakan? Adalah" "tak terduga tidak suka giliran untuk kami seperti prajurit tua," "bekerja, karena negara yang yang telah Ya tersisa untuk orang lain" dan duduk di beranda sehingga sandwich tipis, Van mengatakan . Dan, Rajimu setuju dengan kata-kata. Dua atmosfer memakai tenang, itu penyebabnya mungkin merasa menghilang setiap saat dalam baru. "I'm've harus lakukan sekarang?" "Dalam perjalanan, dan meninggalkan akan melakukan dengan" "perjalanan?" "Ya, sesama juga memiliki Anda karena itu untuk menunggu" "...... atau lebih. Harmoni dan Yareyo" juga menunggu sesama. Atmosfer mengenakan kata yang dikatakan Van, Singh tidak keluar hanya kata-kata monoton. 2 orang pergi tujuan akan tahu. "...... Aku ingin tahu, itu adalah benzilate bila dilihat dari dua orang apa pria itu?" Setelah beberapa menit diam, itu kata seperti itu keluar dari mulut yang benar. "Ini adalah seorang pria besar," dan "Itu sebanding dengan mereka yang tidak ksatria" Van dan Rajimu mengatakan Anda menutup mata Anda untuk menghargai. Yang berdiri di kepala lebih awal dari, pemimpin menunjuk ke jalan. Kami memiliki kekuatan tempur luar biasa, pahlawan. "Lonely dan orang yang melakukan." "Itu lebih kesepian" Narabitatsu orang dari berani yang tidak. Raja kesepian. Untuk kekuatan tempur karena, seperti di medan perang itu sering tidak ada pilihan selain berjuang sendirian. Jika tidak ada Shuni dan Shubaido bahwa itu akan terus berdiri di medan perang benar-benar satu orang dua orang katakan. Sebagai kebiasaan, tampaknya terjalin dalam deras sesama. "Rekan Itu memikirkan pria" dan "Bisa mereka yang hanya bisa melawan" Itu sebabnya, berkumpul orang di sekitar benzilate tersebut. Mengambil senjata untuk sesama, dan menggulingkan monster ikan paus, pergi bersama-sama suku di kebingungan gerakan kerak. Meskipun, seperti dongeng pahlawan. Namun, itu tidak seperti beberapa Eiyuutan banyak hal tidak termotivasi raja secara pribadi. Benzilate posisi tempur murni. Sebaliknya adalah Karakkishi. Orang-orang mencari benzilate, benzilate tidak memiliki cukup untuk kemampuan pemerintahan sendiri sadar. Saya telah bertemu seseorang dari shogun jika sesuatu. Terima kasih, posisi dan menjadi orang yang mendukung - Van dan Rajimu yang terbesar - dan yang juga berjuang. Namun per bahwa saya tidak mencoba berhenti semua orang, merasa hubungan kepercayaan dengan sekitar. Sementara memiliki kekuatan abnormal dan tempur yang juga mengatakan, itu pasti berkat yang tidak perlu diisolasi. Akhirnya, dua orang dengan kesenjangan medan perang dan sehari-hari adalah Susamajika ~ tsu adalah suara bulat. "Saya melihat, terima kasih Na dengan saya" sosok benzilate tidak tahu Shin ada di sana. "Shin-dono, saya ingin mengatakan lagi Rei" "Apa, tiba-tiba," van yang berbicara tentang benzilate ini, datang tunduk tipis dengan postur tubuh yang benar. Jika Utsuse tatapan, Rajimu juga membungkuk seperti. "Hei, dengan dua orang" "kita memiliki keinginan raja, bahwa Anda yang telah menjadi kenyataan. Terduga tidak melampirkan syukur" dan "keindahan saya. Apa yang sebenarnya terjadi" nya