もう一度、思い出して ハジメと香織が見上げる帆船は、地球でもそうそうお

もう一度、思い出して
ハジメと香織が見上げる帆船は、地球でもそうそうお目にかかれない規模の本当に巨大な船だった。

全長三百メートル以上、地上に見える部分だけでも十階建て構造になっている。そこかしこに荘厳な装飾が施してあり、朽ちて尚、見るものに感動を与えるほどだ。木造の船で、よくもまぁ、これほどの船を仕上げたものだと、同じく物造りを得意とするハジメは、当時の職人達には尊敬の念を抱かずにはいられなかった。

ハジメは、香織を抱えると“空力”を使って飛び上がり、豪華客船の最上部にあるテラスへと降り立った。すると、案の定、周囲の空間が歪み始める。

「またか……香織、気をしっかりもてよ。どうせ碌な光景じゃない」
「……うん。大丈夫だよ」

テンポの遅い香織の返事に、ハジメは、先程の指摘は、迷宮攻略中に言う事ではなかったかと軽く後悔した。明らかに、香織のテンションがダダ下がりである。言わなければならないことだったと確信しているが、もう少し、タイミングというものがあったかもしれない。香織の浮かべる笑みが、ハジメの知っているものと余りに異なり見ていられなくなったのだが……せめて【メルジーネ海底遺跡】を攻略するまで我慢すべきだった、かもしれないとハジメは頬をカリカリと掻きながら思った。

そうこうしている内に周囲の景色は完全に変わり、今度は、海上に浮かぶ豪華客船の上にいた。

時刻は夜で、満月が夜天に輝いている。豪華客船は光に溢れキラキラと輝き、甲板には様々な飾り付けと立食式の料理が所狭しと並んでいて、多くの人々が豪華な料理を片手に楽しげに談笑をしていた。

「パーティー……だよね？」
「ああ。随分と煌びやかだが……メルジーネのコンセプトは勘違いだったか？」

予想したような凄惨な光景とは程遠く肩透かしを喰ったような気になりながら、その煌びやかな光景を、ハジメと香織は、おそらく船員用の一際高い場所にあるテラスから、巨大な甲板を見下ろす形で眺めていた。

すると、ハジメ達の背後の扉が開いて船員が数名現れ、少し離れたところで一服しながら談笑を始めた。休憩にでも来たのだろう。

その彼等の話に聞き耳を立ててみたところ、どうやら、この海上パーティーは、終戦を祝う為のものらしい。長年続いていた戦争が、敵国の殲滅や侵略という形ではなく、和平条約を結ぶという形で終わらせることが出来たのだという。船員達も嬉しそうだ。よく見れば、甲板にいるのは人間族だけでなく、魔人族や亜人族も多くいる。その誰もが、種族の区別なく談笑をしていた。

「こんな時代があったんだね」
「終戦のために奔走した人達の、まさに偉業だな。終戦からどれくらい経っているのか分からないが……全てのわだかまりが消えたわけでもないだろうに……あれだけ笑い合えるなんてな……」
「きっと、あそこに居るのは、その頑張った人達なんじゃないかな？ 皆が皆、直ぐに笑い合えるわけじゃないだろうし……」
「そうだな……」

楽しげで晴れやかな人々の表情を見ていると、ハジメと香織も自然と頬が緩んだ。暫く眺めていると、甲板に用意されていた壇上に初老の男が登り、周囲に手を振り始めた。それに気がついた人々が、即座におしゃべりを止めて男に注目する。彼等の目には一様に敬意のようなものが含まれていた。

初老の男の傍には側近らしき男と何故かフードをかぶった人物が控えている。時と場合を考えれば失礼に当たると思うのだが……しかし、誰もフードについては注意しないようだ。

やがて、全ての人々が静まり注目が集まると、初老の男の演説が始まった。

「諸君、平和を願い、そのために身命を賭して戦乱を駆け抜けた勇猛なる諸君、平和の使者達よ。今日、この場所で、一同に会す事が出来たことを誠に嬉しく思う。この長きに渡る戦争を、私の代で、しかも和平を結ぶという形で終わらせる事が出来たこと、そして、この夢のような光景を目に出来たこと……私の心は震えるばかりだ」

そう言って始まった演説を誰もが身じろぎ一つせず聞き入る。演説は進み、和平への足がかりとなった事件や、すれ違い、疑心暗鬼、それを覆すためにした無茶の数々、そして、道半ばで散っていった友……演説が進むに連れて、皆が遠い目をしたり、懐かしんだり、目頭を抑えて涙するのを堪えたりしている。

どうやら初老の男は、人間族のとある国の王らしい。人間族の中でも、相当初期から和平のために裏で動いていたようだ。人々が敬意を示すのも頷ける。

演説も遂に終盤のようだ。どこか熱に浮かされたように盛り上がる国王。場の雰囲気も盛り上がる。しかし、ハジメは、そんな国王の表情を何処かで見たことがあるような気がして、途端に嫌な予感に襲われた。

「――こうして和平条約を結び終え、一年経って思うのだ………………実に、愚かだったと」

国王の言葉に、一瞬、その場にいつ人々が頭上に“？”を浮かべる。聞き間違いかと、隣にいる者同士で顔を見合わせる。その間も、国王の熱に浮かされた演説は続く。

「そう、実に愚かだった。獣風情と杯を交わすことも、異教徒共と未来を語ることも……愚かの極みだった。わかるかね、諸君。そう、君達のことだ」
「い、一体、何を言っているのだ！ アレイストよ！ 一体、どうしたと言うッがはっ！？」

国王アレイストの豹変に、一人の魔人族が動揺したような声音で前に進み出た。そして、アレイスト王に問い詰めようとして……結果、胸から剣を生やすことになった。

刺された魔人族の男は、肩越しに振り返り、そこにいた人間族を見て驚愕に表情を歪めた。その表情を見れば、彼等が浅はかならぬ関係であることが分かる。本当に、信じられないと言った表情で魔人族の男は崩れ落ちた。

場が騒然とする。「陛下ぁ！」と悲鳴が上がり、倒れた魔人族の男に数人の男女が駆け寄った。

「さて、諸君、最初に言った通り、私は、諸君が一同に会してくれ本当に嬉しい。我が神から見放された悪しき種族ごときが国を作り、我ら人間と対等のつもりでいるという耐え難い状況も、創世神にして唯一神たる“エヒト様”に背を向け、下らぬ異教の神を崇める愚か者共を放置せねばならん苦痛も、今日この日に終わる！ 全てを滅ぼす以外に平和などありえんのだ！ それ故に、各国の重鎮を一度に片付けられる今日この日が、私は、堪らなく嬉しいのだよ！ さぁ、神の忠実な下僕達よ！ 獣共と異教徒共に裁きの鉄槌を下せぇ！ ああ、エヒト様！ 見ておられますかぁ！！！」

膝を付き天を仰いで哄笑を上げるアレイスト王。彼が合図すると同時に、パーティー会場である甲板を完全に包囲する形で船員に扮した兵士達が現れた。

甲板は、前後を十階建ての建物と巨大なマストに挟まれる形で船の中央に備え付けられている。なので、テラスやマストの足場に陣取る兵士達から見れば、眼下に標的を見据えることなる。海の上で逃げ場もない以上、地の利は完全に兵士達側にあるのだ。それに気がついたのだろう。各国の重鎮達の表情は絶望一色に染まった。

次の瞬間、遂に甲板目掛けて一斉に魔法が撃ち込まれた。下という不利な位置にいる乗客達は必死に応戦するものの……一方的な暴威に晒され抵抗虚しく次々と倒れていった。

何とか、船内に逃げ込んだ者達もいるようだが、ほとんどの者達が息絶え、甲板は一瞬で血の海に様変わりした。ほんの数分前までの煌びやかさが嘘のようだ。海に飛び込んだ者もいるようだが、そこにも小舟に乗った船員が無数に控えており、やはり直ぐに殺されて海が鮮血に染まっていく。

「うっ」
「香織」

吐き気を堪えるように、香織が手すりに身を預け片手で口元を抑えた。余りに凄惨な光景だ。無理もないと、ハジメは香織を支える。

アレイスト王は、部下を伴って船内へと戻っていった。幾人かは咄嗟に船内へ逃げ込んだようなので、あるいは、狩りでも行う気なのかもしれない。

彼に追従する男とフードの人物も船内に消える。

と、その時、ふと、フードの人物が甲板を振り返った。その拍子に、フードの裾から月の光を反射してキラキラと光る銀髪が一房、ハジメには見えた気がした。

周囲の景色がぐにゃりと歪む。どうやら、先程の映像を見せたかっただけらしく、ハジメと香織は元の朽ちた豪華客船の上に戻っていた。

「香織、少し休め」
「ううん、大丈夫だよ。ちょっと、キツかったけど……それより、あれで終わりかな？ 私達、何もしてないけど……」
「この船の墓場は、ここが終着点だ。結界を超えて海中を探索して行くことは出来るが……普通に考えれば、深部に進みたければ船内に進めという意味なんじゃないか？ あの光景は、見せることそのものが目的だったのかもな。神の凄惨さを記憶に焼き付けて、その上でこの船を探索させる……中々、嫌らしい趣向だよ。特に、この世界の連中にとってはな」

この世界の人々は、そのほとんどが信仰心を持っているはずであり、その信仰心の行き着く果ての惨たらしさを見せつけられては、相当精神を苛むだろう。そして、この迷宮は精神状態に作用されやすい魔法の力が攻略の要だ。ある意味、【ライセン大迷宮】の逆なのである。異世界人であるハジメ達だからこそ、精神的圧迫もこの程度に済んでいるのだ。

ハジメと香織は甲板を見下ろし、そこで起きた凄惨な虐殺を思い出して気の進まない表情になった。ハジメの場合、ただ単にウザそうなだけのようだったが。

二人は意を決して甲板に飛び降り、アレイスト王達が入って言った扉から船内へと足を踏み入れた。

船内は、完全に闇に閉ざされていた。外は明るいので、朽ちた木の隙間から光が差し込んでいてもおかしくないのだが、何故か、全く光が届いていない。ハジメは、“宝物庫”から緑光石を使ったライトを取り出し闇を払う。

「さっきの光景……終戦したのに、あの王様が裏切ったっていうことかな？」
「そうみたいだな……ただ、ちょっと不自然じゃなかったか？ 壇上に登った時は、随分と敬意と親愛の篭った眼差しを向けられていたのに……内心で亜人族や魔人族を嫌悪していたのだとしたら、本当に、あんなに慕われると思うか？」
「……そうだね……あの人の口ぶりからすると、まるで終戦して一年の間に何かがあって豹変した……と考えるのが妥当かも……問題は何があったのかということだけど」
「まぁ、神絡みなのは間違いないな。めっちゃ叫んでたし。危ない感じで」
「うん、イシュタルさんみたいだった……トリップ中の。痛々しいよね」

どうやら聖教教会の教皇は、女子高生からイタイ人と思われていたらしい。ハジメは、少しだけ同情してしまった。二人で、先程の光景を考察しながら進んでいると、前方に向けられたハジメのライトが何かを照らし出した。白くヒラヒラしたものだ。

ハジメと香織は足を止めて、ライトの光を少しずつ上に上げていく。その正体は、女の子だった。白いドレスを着た女の子が、俯いてゆらゆらと揺れながら廊下の先に立っていたのだ。

猛烈に嫌な予感がするハジメと香織。特に、香織の表情は引き攣りまくっている。ハジメは、こんなところに女の子がいるはずないので取り敢えず撃ち殺そうとドンナーの銃口を向けた。

その瞬間、女の子がペシャと廊下に倒れ込んだ。そして、手足の関節を有り得ない角度で曲げると、まるで蜘蛛のように手足を動かし、真っ直ぐハジメ達に突っ込んで来た！

ケタケタケタケタケタケタケタッ！

奇怪な笑い声が廊下に響き渡る。前髪の隙間から炯々と光る眼でハジメ達を射抜きながら迫る姿は、まるで何処ぞの都市伝説のようだ。

「いやぁあああああああああああ！！！！」
「うおっ！？ 落ち着け香織！ 腕を掴むな！」

テンプレだが、それ故に恐ろしい光景に、香織が盛大に悲鳴を上げてハジメにしがみついた。ケタケタ笑って迫る少女？ をドンナーで撃とうとしていたハジメは、香織がしがみついたせいで照準をずらしてしまった。

「ケギャ！！」

瞬く間に足元まで這い寄った少女？ は、奇怪な雄叫びと共にハジメの顔面に向かって飛びかかった。

ハジメは、仕方なく銃撃を諦めて、ケタケタ笑う少女？ の腹部に必殺のヤクザキッ

Hasil (Bahasa Indonesia) 1:

Sekali lagi, mengingat Kapal layar mendongak Hajime dan Kaori adalah skala benar-benar besar kapal yang begitu sering terlihat di bumi. Menjadi 10-cerita struktur di satu-satunya terlihat pada tanah lebih dari 300 meter panjangnya. Sangat megah dekorasi diciptakan tidak membusuk, melihat, memberi lebih banyak. Di kapal kayu, Hajime untuk bersekutu, sehingga kapal telah selesai satu dan gedung poros dan komersialisme pengrajin hormat pada saat aku tidak bisa. Bulan ke teras dengan Kaori, Hajime, dan melompat dengan "Aero", di atas kapal mewah. Kemudian, cukup yakin ruang sekitarnya mulai distorsi.Lihat juga... Kaori, saya tegas moteyo. Bagaimanapun ianya tidak cukup tontonan.「…… Ya. Oke." Balasan tempo lambat, Kaori dan Hajime, tunjukkan sebelumnya bahwa itu menipu dalam labirin ini tidak atau sedikit menyesal. Jelas, Dada jatuh oleh Kaori ketegangan. Dan harus mengatakan bahwa itu yakin yang bisa punya waktu yang sedikit lebih. Kaori's tersenyum senyum yang adalah apa yang berbeda terlalu tetapi tidak lagi terlihat. Setidaknya [melsine bawah reruntuhan: mungkin itu berdiri untuk memenangkan dan tidak menggaruk dan renyah pipi Hajime dianggap. Lanskap sekitarnya berubah sepenuhnya dalam pada itu, adalah pada sebuah kapal pesiar, mengambang di laut. Pada malam hari, bulan bersinar di langit malam. Banyak hidangan mewah di satu sisi memiliki bahagia chatting, berjajar dan kapal pesiar mewah yang penuh dengan cahaya shimmer dan berkilau, dek yang penuh sesak dengan berbagai dekorasi dan hidangan prasmanan."Partai. Ya? 」"Oh. Dan Tun-Huang dan dan atau... Konsep Melusine's adalah sebuah kesalahan? 」 Dan adegan yang mengerikan ini diharapkan akan jauh adalah seperti potongan terakhir repartee dan Dunhuang, sementara Navigator dan? penglihatan, Hajime dan Kaori sedang mencari dalam bentuk mungkin terutama tempat tinggi pelaut di teras yang menghadap ke dek yang besar. Hajime berada di belakang pintu yang terbuka maka para pelaut beberapa mulai chat dan asap muncul jarak yang cukup dalam. Itu akan datang untuk beristirahat. Sejauh ini saya telah membuat mendengarkan kisah partai mereka rupanya lepas pantai, merayakan berakhirnya perang yang tampaknya. Dikatakan bahwa hal itu bisa dilakukan dalam bentuk perang telah berlangsung selama bertahun-tahun dalam bentuk invasi atau pemusnahan musuh, tidak perjanjian damai. Awak juga gembira. Memiliki dek jika Anda melihat dari dekat, seperti halnya manusia dan orang-orang mazoku atau subfamili orang lebih. Telah mengobrol bahwa siapa pun tanpa memandang ras.Aku punya usia?"Orang-orang berebut untuk akhir perang, bahkan yang feat. Tapi saya tidak tahu berapa lama telah sejak perang berakhir. Mempertahankan semua sakit akan menjadi apa-apa untuk... Aku hanya tertawa...""Saya berpikir saya yakin ada orang yang bekerja keras? Segera semua orang, semua orang akan melakukan tidak tertawa... ""It's so..." Orang-orang bahagia, berseri-seri wajah dan Hajime dan Kaori alam dan memecahkan senyum. Laki-laki tua yang naik di atas panggung yang sedang melihat untuk sementara dan tersedia di dek dan mulai melambaikan tangannya di sekitar. Menemukan orang untuk berhenti berbicara, dengan fokus pada manusia. Di mata mereka berisi satu hal sama. Selain lelaki tua dan kepercayaan manusia Mengapa memakai kerudung yang di depan. Ketika Anda memikirkan memukul kasar jika Anda berpikir Anda adalah. Namun, tak seorang pun tampaknya tidak peduli tentang makanan. Publisitas mencerminkan semua orang sepanjang waktu, seorang lelaki tua pidato mulai."Lagu kebangsaan utusan perdamaian, pasukan berani, keinginan perdamaian, untuk kehilangan satu kehidupan, berlari melalui perang-robek. Hari ini, di tempat ini, seperti terhutang budi kepada senang memang bahwa saya bisa. Yang bisa berakhir dalam bentuk ini perang yang panjang, dengan generasi saya dan menghubungkan perdamaian dan bahwa pemandangan impian ini untuk... Hatiku gentar hanya. Pidato berkata, mulai aduk siapapun tanpa mendengarkan satu, penuh perhatian. Pidato pergi, peristiwa tersebut menjadi batu loncatan untuk perdamaian dan kecurigaan, lewat neraka adalah terbalik itu dan cara teman berangkat dalam pertengahan-... 堪etari pidato imigran, semua orang pergi, meratapi, menekan air mata, air mata. Seorang lelaki tua adalah raja negara keluarga manusia rupanya. Antara keluarga manusia cukup awal tampaknya bekerja di belakang layar untuk perdamaian. Orang-orang DeJohnette menunjukkan rasa hormat. Pidato terakhir tampaknya berakhir. Raja naik ke tergesa-gesa di suatu tempat. Suasana adalah mengambil Uap. Tapi aku merasa seperti telah terlihat di tempat yang terlihat seperti raja Hajime, menyerang segera menakutkan firasat."--Maka selesai menandatangani kesepakatan perdamaian setelah satu tahun, saya pikir ini memiliki Dan memang, bodoh. Dalam kata-kata raja, untuk beberapa saat, di situ ketika orang kepala "? "Mengambang. Mendengar apa, di samping saling pertukaran pandangan. Sementara itu tergesa-gesa King's pidato akan bertahan."Ya, sangat bodoh. Piala dengan suasana binatang juga berbicara tentang pagan dengan masa depan. Itu adalah puncak dari kebodohan. Suara siswa. That's right, Anda bisa."Ya, heck, apa yang Anda katakan! Array ke! - Dan heck, jika Anda mengatakan itu adalah pergi! 」 Dengan suara seperti raja array untuk perubahan tiba-tiba, orang-orang mazoku yang pergi lalu terganggu. Dan gadis dalam array kepada raja. Sebagai akibatnya, harus memiliki pedang dari dada. Mazoku yang menikam seorang, menoleh ke belakang lewat bahunya, menonton suku manusia ada terdistorsi wajah rahang-menjatuhkan. Jika Anda melihat ekspresi wajah mereka, ejekan mereka harus tahu bahwa. Jatuh mazoku yang katanya tidak percaya. Bidang dan bergolak. "Keagungan-nya sekarang! "Dan jumlah pria dan wanita bergegas kepada orang mazoku yang jeritan naik dan turun."Nah, tuan-tuan, sebelum seperti saya katakan, saya, tuan-tuan bersama. saya sangat bahagia. Seperti suku jahat keputusasaan Allahku bahkan tak tertahankan kondisi yang membuat negara akan sejajar dengan manusia di dalam Kejadian Allah dan satu-satunya Allah siksaan saya harus meninggalkan itu bodoh, pointless dewa-dewa pagan sebelum beralih kembali ke "nilai" pada hari ini hari ini! Itu menghancurkan segalanya kecuali kacang polong dan damai! Hari ini maka internasional angka dan pada saat yang sama rapi hari adalah mati saya senang! Adalah sekarang kebangsaan setia hamba Tuhan! Binatang-binatang dan kafir dengan penghakiman untuk memberikan tampilan yang keras! Oh, nilai-nilai kami! Atau adalah ia melihat? 」 Raja array ke lutut dengan langit, meningkatkan Wara. Muncul berpakaian sebagai seorang pelaut di dek untuk sinyal bahwa ia dan Partai pada saat yang sama waktu benar-benar berbentuk tentara. Dek melekat ke pusat bolak antara lantai 10 dengan kapal besar tiang. Jadi, menuju target sebelum mata seseorang jika melihat dari bertengger di teras atau di tiang tentara ternyata. Itu tidak ada perlindungan di laut lebih dari letaknya bersebelahan dengan tentara yang sepenuhnya. Ia akan melihat. Wajah tokoh-tokoh bangsa putus asa. Saat berikutnya akhirnya di deck, memukul sihir bersama-sama. Meskipun penumpang berada dalam posisi menguntungkan yang Anda berjuang mati-matian. Terkena tirani sepihak dan jatuh satu demi satu, perlawanan sia-sia. Tampaknya entah bagaimana, berlindung di yang itu juga, namun, yang kebanyakan orang Indonesia, dek berubah dalam genangan darah pada saat ini. Dunhuang-sampai beberapa hari lalu dan dan payung tampaknya berbaring. Seperti ada orang yang melompat ke laut, tapi punya kru di kapal, ada banyak sebelum dan membunuh terlalu cepat, dicelup di laut darah."Enyahlah!""Kaori" Tempatkan diri Anda di pagar, Kaori, bertahan mual dan ditekan mulutnya dengan satu tangan. Itu adalah tontonan terlalu mengerikan. Dan tak heran, Hajime dukungan Kaori. Array kepada raja, didampingi oleh anak buahnya, dan kembali ke kapal. Onboard berlari ke beberapa orang sekaligus, atau mungkin berburu untuk melakukan. Tapi setiap orang untuk mengikuti dia dan hood menghilang di papan. Dan, pada saat itu, tiba-tiba, orang-orang makanan menoleh ke belakang dek. Anda melihat bahwa Hajime 1 ikat, dengan perak berkilau dan bersinar, pada saat itu, memantulkan cahaya bulan melalui celah dalam makanan. Lanskap sekitarnya akan segera Nya (s) terdistorsi. Hanya tampaknya ingin menunjukkan sebelumnya gambar dari Hajime dan Kaori adalah kembali pada asli rusak kapal mewah.Lihat Kaori, sedikit istirahat."Well ya, tidak apa-apa. Tapi hei, yakin. Itu daripada itu? Tapi bukan kita, apa-apa...""Kuburan kapal ini titik terakhir di sini. Anda bisa menjelajahi laut luar penghalang. Apakah Anda yakin Anda tidak berarti bahwa lebih lanjut inboard jika Anda berpikir dalam ingin pindah? Adegan itu menunjukkan itu sendiri adalah tujuan itu. Hantu Allah pembakaran dalam memori, untuk menjelajahi kapal di atas itu. Ini adalah rasa cukup menjijikkan. Secara khusus, Partai dunia adalah mengambil. この世界の人々は、そのほとんどが信仰心を持っているはずであり、その信仰心の行き着く果ての惨たらしさを見せつけられては、相当精神を苛むだろう。そして、この迷宮は精神状態に作用されやすい魔法の力が攻略の要だ。ある意味、【ライセン大迷宮】の逆なのである。異世界人であるハジメ達だからこそ、精神的圧迫もこの程度に済んでいるのだ。 ハジメと香織は甲板を見下ろし、そこで起きた凄惨な虐殺を思い出して気の進まない表情になった。ハジメの場合、ただ単にウザそうなだけのようだったが。 二人は意を決して甲板に飛び降り、アレイスト王達が入って言った扉から船内へと足を踏み入れた。 船内は、完全に闇に閉ざされていた。外は明るいので、朽ちた木の隙間から光が差し込んでいてもおかしくないのだが、何故か、全く光が届いていない。ハジメは、“宝物庫”から緑光石を使ったライトを取り出し闇を払う。「さっきの光景……終戦したのに、あの王様が裏切ったっていうことかな？」「そうみたいだな……ただ、ちょっと不自然じゃなかったか？ 壇上に登った時は、随分と敬意と親愛の篭った眼差しを向けられていたのに……内心で亜人族や魔人族を嫌悪していたのだとしたら、本当に、あんなに慕われると思うか？」「……そうだね……あの人の口ぶりからすると、まるで終戦して一年の間に何かがあって豹変した……と考えるのが妥当かも……問題は何があったのかということだけど」「まぁ、神絡みなのは間違いないな。めっちゃ叫んでたし。危ない感じで」「うん、イシュタルさんみたいだった……トリップ中の。痛々しいよね」 どうやら聖教教会の教皇は、女子高生からイタイ人と思われていたらしい。ハジメは、少しだけ同情してしまった。二人で、先程の光景を考察しながら進んでいると、前方に向けられたハジメのライトが何かを照らし出した。白くヒラヒラしたものだ。 ハジメと香織は足を止めて、ライトの光を少しずつ上に上げていく。その正体は、女の子だった。白いドレスを着た女の子が、俯いてゆらゆらと揺れながら廊下の先に立っていたのだ。 猛烈に嫌な予感がするハジメと香織。特に、香織の表情は引き攣りまくっている。ハジメは、こんなところに女の子がいるはずないので取り敢えず撃ち殺そうとドンナーの銃口を向けた。 その瞬間、女の子がペシャと廊下に倒れ込んだ。そして、手足の関節を有り得ない角度で曲げると、まるで蜘蛛のように手足を動かし、真っ直ぐハジメ達に突っ込んで来た！ケタケタケタケタケタケタケタッ！ 奇怪な笑い声が廊下に響き渡る。前髪の隙間から炯々と光る眼でハジメ達を射抜きながら迫る姿は、まるで何処ぞの都市伝説のようだ。「いやぁあああああああああああ！！！！」「うおっ！？ 落ち着け香織！ 腕を掴むな！」 テンプレだが、それ故に恐ろしい光景に、香織が盛大に悲鳴を上げてハジメにしがみついた。ケタケタ笑って迫る少女？ をドンナーで撃とうとしていたハジメは、香織がしがみついたせいで照準をずらしてしまった。「ケギャ！！」 瞬く間に足元まで這い寄った少女？ は、奇怪な雄叫びと共にハジメの顔面に向かって飛びかかった。 ハジメは、仕方なく銃撃を諦めて、ケタケタ笑う少女？ の腹部に必殺のヤクザキッ