61．毛布のぬくもり。 雪乃は……オレにとって、何なのだろう？ 初恋…

61．毛布のぬくもり。
雪乃は……オレにとって、何なのだろう？

初恋……だと思った。
レイプしてでも、手に入れたいと思った。
でも、何度犯しても……雪乃はオレのものにならない。
雪乃にとっては、オレは未だに……先生や克子姉が雪乃を辱めるために使っている、チンコ奴隷でしかない。
一人の人間……男としては、認識されていない。

「あなたは、白坂雪乃のこと……愛してはいないわよね」
「……そうですね」

愛していたら……あんな、酷いことばかりしない。

「でも……好きなのよね？」

先生が……オレに問う。

「はい……多分」

そう……多分。
確信はない。

「え？……吉田くん、雪乃のこと好きなんでしょう？」

山峰さんが、驚いてそう言う。

「だって吉田くん、いつも雪乃のことばかり見ているじゃない？授業中も休み時間も……！」
「え……オレ、そんなに露骨に見てる？」
「見てるわよ……うちのクラスの子、みんな知っているわよ。吉田くんが雪乃のこと、好きだって……！」

……嘘。
いや……そうなんだろうな。
確かに、この一月、オレは雪乃のことばかり見ていたような気がする。

「吉田くんは、自分がどうして白坂さんに執着しているのか判る？」

先生が、オレに尋ねた。

「……いいえ」

そんなの……判るわけがない。

「あたしは、さっきの吉田くんの話を聞いて、何となく判ってきたよ……」

マルゴさんが、そう言った。

「……どういうことです？」

みんなの視線が、マルゴさんに集中する。

「……『ライナスの毛布』なんじゃないかな？」

……ライナス？

「知らないかな？スヌーピーの友達で、いつも毛布を持っている子供？」
「……すみません、スヌーピーって何ですか？」

マルゴさんは博識すぎて、いつもオレの知らないことばかり言う。
いや……オレが物事を知らなすぎるんだろうけれど。

「うんと……吉田くんにスヌーピーは難しかったかな。判った、説明を変えるね。幼い子供が、いつも毛布とかモアモアしたぬいぐるみとかを肌身離さず持っていることがあるんだよ。見たことない……？」
「……無いです」
「オーケイ。じゃあ、そういうことがあると覚えていて」
「はい」
「『安心毛布』とかとも言うんだけどね……幼い子が、そういう特定の物を持っていることで、自分の精神状態を安定化させるということがあるんだ」
「そうなんですか」
「……そうか、君は『物を所有する』という感覚が、極端に薄いんだったね。だから、白坂雪乃に執着しているんだ……！」
「……マルゴ様、どういうことです？」

克子姉が、心配そうに尋ねた。

「吉田くんにとって精神的に一番不安定だった時……つまり、お父さんの失踪を知って、それでも一人で入学式に行かなければならなかった時……たまたま、白坂雪乃が彼に優しく話し掛けた。それで、彼女の存在が吉田くんの中で特別なものになってしまったんだ……」
「たった、それだけのことで……？」
「おやおや……人は誰かから優しい一言を貰っただけで、自分の一生をその人を捧げたいとか平気で考えてしまう生き物だよ。克子さんが、何で吉田くんのことを好きになったのか、最初のキッカケを考えてごらん……ちょっとした時に、優しい一言があったからじゃないの？」
「それは……確かに、そうなのかもしれないですけれど」

克子姉には、思い当たる節があるらしい。

「ただ……吉田くんという普通じゃない子にとって、そのたまたまの一言で、白坂雪乃という存在がとてつもなく異質な形で彼の心にインプリティングされてしまったんだと思うよ。精神状態が彼の人生の中でも最も不安定な時だったんだろうし……それに、彼は人に優しくされてることに慣れていない子だからね」
「……なるほど、そういうことかもしれませんね」

マルゴさんと克子姉は互いに頷き合うが……。
オレには、全然、理解できない。

「……その、インなんとかって何ですか？」

とりあえず、気になった単語を聞いてみる。

「インプリティングのこと？……えっと、寧、日本語で何て言うんだっけ？」

マルゴさんが、寧さんに尋ねた。

「……『刷り込み』だよ」

……刷り込み？

「卵から生まれたばかりのアヒルの赤ちゃんに風船を見せると、アヒルの赤ちゃんはそれを自分のお母さんだと思い込んでしまうって話……聞いたことない？」
「……ないです」

マルゴさんには申し訳無いが、オレは本当に物知らずだ。

「そういうことがあるんだよ。心の中に、そういうものだと刷り込まれてしまうんだ」
「だから……ヨッちゃんの中で、白坂雪乃が特別な存在になっちゃってるんだよね。たまたま起きた出来事から……！」

すごいなあ、寧さんは。
マルゴさんの話をちゃんと理解できているんだ……。

「……どうやら、吉田くん以外はみんな理解して貰えたみたいだね」

マルゴさんが、そう言う。
え……周りのみなさんを見てみると。
みんな、一斉に「うん」と頷く……。
判ってないの……オレだけかよ？

「あの……すみません」

みすずが、手を挙げる。

「どうしたの、みすずちゃん？」

みすずが、マルゴさんに尋ねた。

「あの……今更、こんな質問をするのはどうかとも思うんですが」
「なあに？」
「……白坂雪乃って、誰ですか？」

そうか……みすずは、雪乃のことを知らないんだ。
オレが、雪乃をレイプした卑劣な人間であることも……。

「あたしが今、調教している女の子よ……吉田くんに、手伝って貰って……」

先生は、わざと全ての責任が自分にあるように言ってくれた。
でも……このことは、きちんとみすずに言わないといけない。
みすずに……申し訳がない。

「違うよ……オレが先生にお願いして……レイプしたんだ……！」
「……旦那様が？」

驚く、みすず。
……そうだろうな。

「ああ……オレは、そういう酷い人間なんだよ。みすずに、優しくしてもらう価値なんか無い人間なんだ……」

と……オレは、みすずに告げた。
……もう、ダメだ。
……みすずに、嫌われる。

「みすず……ちょっと頭にきています！」

みすずは……やっぱり怒った。

「……ごめん」
「あたし……みすずの他にも、旦那様にはセックス奴隷がいるんじゃないかって……そういう想像はしていました。覚悟もしていました」
「……え？」
「いるならいるで……早く、教えておいて下さい！」

ちょっと……みすず？

「……その方とは、仲良くしますから……みすずのこと、捨てないで下さい」

ええっと……あの。

「みすずちゃん……ちょっと、違うんだよ。白坂雪乃は、吉田くんのセックス奴隷じゃないんだ」

マルゴさんが、オレたちの間に入ってくれる。

「……え？」
「うん……違うんだ」

……残念ながら。

「やっぱり雪乃……御名穂さんに調教されていたんですね……！」

山峰さんが、口を開いた。

「ええ……そうよ」

弓槻先生が、低い声で彼女に告げる。

「あたし……六歳までこのお屋敷に居ましたから、調教っていうのがどんなことなのか何となく判ります」
「貴方の想像通りよ……無理矢理、レイプして処女を奪って……何度も何度も、強制的にセックスさせたの。恥ずかしい写真もビデオも撮ったわ。学校の中でも犯したわ……！」
「……昨日の、校長先生に呼ばれて行った時もですか？」
「もちろんよ」

ああ……これで、山峰さんにも嫌われるな。
……仕方ない。
……自分がやったことなんだから。

「うん……オレがレイプしたんだ。夜も、公園のトイレに呼び出してレイプした。雪乃の家の前でも犯した……！」

オレのその答えに、みすずが強く反応する！

「ちょっと待って下さい！その人とは、そんなに何度もしているんですか！」
「……うん」

オレは……本当に酷い人間だ。

「でも……旦那様とそんな回数セックスしたら……その子は、もうセックス奴隷になっちゃってるはずじゃないですか？！」

……え？！

「みすずさん……それがね、白坂雪乃っていうのは、ちょっと変わった子なんだ」
「そうよね、あの子は普通じゃないから」

マルゴさんと克子姉は、そう言うけれど……？！
いや……オレは、雪乃は変わってないと思うけどな。
レイプした相手のことは、嫌いになるのが普通なわけだし。
むしろ、自ら進んでオレのペットになってくれた、みすずの方が奇特なんだと思うけど……。
オレ……何か、間違ってますか？

Hasil (Inggris) 1:

61. The warmth of the blankets. Yukino is. For me, what would be? My first love. As I thought. I want to get even with rape. However, many times even. Yukino is not mine. For her, I still have... Nothing less than that used to humiliate her teacher and her sister katsuko Dick slave. One man. As a man, not recognized."You shirasaka Yukino's. Love, I did not.「…… Isn't it " I love... Not such a bad thing."But... Love's? 」 The teacher is. Ask me."Yes... Maybe " So... Maybe. Not convinced."Eh? …… Like Yukino, Yoshida-Kun? 」 Peaks, be surprised, say so."Because Yoshida-Kun, Yukino's only looking at it's not? Both during class and recess. 」"Er... I'm so blatantly? 」"I'm watching. Child of the class, everyone you know. Yoshida-Kun is in love with Yukino, because... 」 …… Lie. Yes. So I wonder. Indeed, this month, I saw Yukino's only had a similar feel.[Yoshida-Kun, why attached shirasaka, you know? 」 Teacher, I asked.「…… No " That's not... You can't know."I've understood, I heard, like Yoshida-Kun..." Ms. Margot said.「…… What do you mean? 」 Everyone's gaze was to focus on Margot's.".."Linus blanket, why not? 」 …… Linus?"Do you know any? The children always have blankets, Snoopy's friend? 」「…… I'm sorry, what is Snoopy? 」 Says Margot too erudite, just do not know me always say. Yes. Me things a little but it too."Yes... Yoshida-Kun Snoopy is difficult. Change the description, was found. I'm may have stuffed children would always have blankets and treasures or keep. I've never seen. 」「…… There is no "' Okay. Then there is such a thing as mind."Yes"See "security blanket" and says though. I have means that young children have particular ones such as stabilizing his mental state."Is that so?"「…… Or so, I was extremely good sense "own thing". So, I'm obsessed with Yukino shirasaka. 」「…… Well as Margot is what do you mean? 」 Sister katsuko is anxiously asked.[Yoshida-Kun for was the most unstable mentally time. That know the father's disappearance, had to go to the ceremony on time. As it happens, it spoke to him gently shirasaka Yukino. So, her presence has become something special in the Yoshida-Kun?... ""In it, just that. 」"Aw... From someone who is friendly or give them my whole life, just got word I'm calm and thinking creatures. Katsuko in what the Yoshida-Kun fell in love or think about the first opportunity. A little time-friendly short because it's not in? 」"It is... Indeed, so that might be, but is not. Seems to ring bells to k. her sister."Just... For children it's not usually that Yoshida-Kun, Yukino shirasaka said a Word, there happens to be in an interminable I think in different ways in his mind in prettying is gone. It was the mental state of his life the most unstable time would... From it, he's not accustomed to people you are environmentally friendly and child. "「…… Also, we now know it. The Margot and her sister katsuko fit nodded to each other. To me, not at all, understand.「…… In that, what should I do what? 」 Ask words bother for the time being."It's in prettying? …… Eh, Ning, in Japan, how do you say it? 」 Mr. asked Margot's.It "'s"imprinting,... " …… Imprinting?"I believe show balloons on the duck eggs from a newborn baby, and baby duck it's mother's story. I've never heard? 」「…… There is no " No???, I'm sorry, but I really thing without knowing it."There is such a thing!. It imprinted in the mind such that I'm ""So... I'm pretty shirasaka Yukino was special in you-Chan. From happening by chance. 」 I admire Mr.. I'm Margot's story and understand.「…… Apparently, Yoshida-Kun besides everyone understand get it seems. " Margot's say so. EH... And take a look around you. All together Yes and nodded. Do not know of. I just do it?"That... I'm sorry. Were waved, but the tinned.See what's in Tin-CHAN? 」 Only asked Margot's Tin."That... I also think that now the question is whether or not."So what? 」「…… Shirasaka Yukino, who is? 」 So... Only I don't know Yukino's Tin is. Sneaky man raped her, but I also..."I now have tamed girl. Get help in the Yoshida-Kun... " He said make yourself responsible for all purpose. But... This is only properly have to say on the Tin. In the Tin. No I'm sorry."I'm different. I ask the teacher. I was raped... 」「…… Her husband is? 」 Surprisingly, in Tin. …… That might be so."Oh... I'm such terrible human beings. Were no values have to be nice to the Tin man... " と……オレは、みすずに告げた。 ……もう、ダメだ。 ……みすずに、嫌われる。「みすず……ちょっと頭にきています！」 みすずは……やっぱり怒った。「……ごめん」「あたし……みすずの他にも、旦那様にはセックス奴隷がいるんじゃないかって……そういう想像はしていました。覚悟もしていました」「……え？」「いるならいるで……早く、教えておいて下さい！」 ちょっと……みすず？「……その方とは、仲良くしますから……みすずのこと、捨てないで下さい」 ええっと……あの。「みすずちゃん……ちょっと、違うんだよ。白坂雪乃は、吉田くんのセックス奴隷じゃないんだ」 マルゴさんが、オレたちの間に入ってくれる。「……え？」「うん……違うんだ」 ……残念ながら。「やっぱり雪乃……御名穂さんに調教されていたんですね……！」 山峰さんが、口を開いた。「ええ……そうよ」 弓槻先生が、低い声で彼女に告げる。「あたし……六歳までこのお屋敷に居ましたから、調教っていうのがどんなことなのか何となく判ります」「貴方の想像通りよ……無理矢理、レイプして処女を奪って……何度も何度も、強制的にセックスさせたの。恥ずかしい写真もビデオも撮ったわ。学校の中でも犯したわ……！」「……昨日の、校長先生に呼ばれて行った時もですか？」「もちろんよ」 ああ……これで、山峰さんにも嫌われるな。 ……仕方ない。 ……自分がやったことなんだから。「うん……オレがレイプしたんだ。夜も、公園のトイレに呼び出してレイプした。雪乃の家の前でも犯した……！」 オレのその答えに、みすずが強く反応する！「ちょっと待って下さい！その人とは、そんなに何度もしているんですか！」「……うん」 オレは……本当に酷い人間だ。「でも……旦那様とそんな回数セックスしたら……その子は、もうセックス奴隷になっちゃってるはずじゃないですか？！」 ……え？！「みすずさん……それがね、白坂雪乃っていうのは、ちょっと変わった子なんだ」「そうよね、あの子は普通じゃないから」 マルゴさんと克子姉は、そう言うけれど……？！ いや……オレは、雪乃は変わってないと思うけどな。 レイプした相手のことは、嫌いになるのが普通なわけだし。 むしろ、自ら進んでオレのペットになってくれた、みすずの方が奇特なんだと思うけど……。 オレ……何か、間違ってますか？